内容説明
日本の経済は、先進国の最先端になったことはなく、1990年代以降、先頭との距離を離されている。成長するためには、規制や制約を取り払うために海外の制度を学ぶことが必要である!
目次
第1章 キャッチアップしていない日本は学ぶことが大事
第2章 しがみつく雇用
第3章 立ち止まった日本の経営
第4章 エレキの蹉跌―選択と集中ができない総合電機メーカーの苦悩
第5章 発展しない日本の情報サービス産業
第6章 周回遅れ縮まらぬ日本のベンチャービジネス
第7章 自動車産業とEV・自動運転技術
第8章 過剰な能力と過小なIT投資に直面する日本の金融機関
第9章 観光業の成長戦略
第10章 学ばなかった金融政策
著者等紹介
原田泰[ハラダユタカ]
名古屋商科大学ビジネススクール教授。東京大学農学部卒業。ハワイ大学経済学修士。学習院大学経済学博士。経済企画庁海外調査課長、財務省財務総合政策研究所次長、大和総研専務理事チーフエコノミスト、早稲田大学政治経済学術院教授、日本銀行政策委員会審議委員などを経て、2020年より現職。主著:『昭和恐慌の研究』(岩田規久男氏他共著、東洋経済新報社、2004年、日経・経済図書文化賞受賞)、『日本国の原則』(日本経済新聞出版社、2007年、石橋湛山賞受賞)など
青木大樹[アオキダイジュ]
UBS SuMi TRUSTウェルス・マネジメント株式会社日本地域最高投資責任者兼チーフエコノミスト。中央大学総合政策学部卒業。ブラウン大学経済学修士。内閣府を経て、2010年にUBS入社。2016年より現職(2021年8月に社名変更)
居林通[イバヤシトオル]
UBS SuMi TRUSTウェルス・マネジメントジャパン・エクイティリサーチ・ヘッド。エモリー大学ゴイズエタビジネススクール卒業。日興投資信託(現日興アセット)にてファンドマネージャー、ベアリングアセットマネジメントにて株式・債券・為替・オプションなどの投資に従事した後、2006年より現職(2021年8月に社名変更)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)