内容説明
余剰分析の応用事例を包括的に紹介する。理論的な説明と応用問題の導入のバランスを重視した。必要な専門用語と知識を絞り込み、豊富な図による説明を心がけた。経済学の初心者が、理論的にものごとを考える力や論理を使って問題を解く力を素早く吸収するという立場に立ち、初歩的な解析学の知識を導入した。各章末には公務員試験を意識した練習問題を用意し、抽象的な理論を具体的な数値事例で説明した。
目次
第1章 余剰分析の方法
第2章 生産者理論と課税政策の余剰分析
第3章 労働供給モデルと余剰分析
第4章 独占による市場の失敗
第5章 費用逓減産業による市場の失敗
第6章 外部性による市場の失敗
第7章 公共財の最適供給
第8章 国際貿易モデルと余剰分析
付録1 解析学の基礎
付録2 練習問題の解答
著者等紹介
水野勝之[ミズノカツシ]
1985年、早稲田大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得退学。北九州大学商学部講師、同助教授、明治大学商学部助教授を経て、明治大学商学部教授。博士(商学)。専門分野は計量経済学
土居拓務[ドイタクム]
2009年明治大学商学部卒業。現在明治大学商学研究所特任研究員。林野庁北海道森林管理局森林官
宮下春樹[ミヤシタハルキ]
2013年愛媛大学法文学部卒業。2015年筑波大学大学院人文社会科学研究科修了(修士・経済学)。現在筑波大学大学院人文社会科学研究科博士後期課程在籍中。専門分野は進化ゲーム理論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
無味乾燥な数式が何の役に立つのかわからないという疑問を持ちながら経済を学んでいる初学者も多い。そこで、ミクロ経済学において特に重要な余剰分析のエッセンスを提供する。
水野 勝之[ミズノ カツシ]
著・文・その他
土居 拓務[ドイ タクム]
著・文・その他
宮下 春樹[ミヤシタ ハルキ]
著・文・その他