内容説明
身の回りで起きていることの「なぜ」がより深く正確に理解できます。なぜそんなことを考えるの?なぜそんなふうに考えるの?現実の出来事を例として考えながら、やさしく厳密にミクロ経済学の一番大事なところを身に付けよう!
目次
第1章 お金じゃなくて人、心じゃなくて身―経済学の紹介
第2章 あたかも自分で値段を決めていないかのように―需要と供給
第3章 お店で買い物をすることだって実はかなり恥ずかしい―需要曲線の導出
第4章 絶対に必要なんて絶対に言わないで―需要の価格弾力性
第5章 2倍がんばっても、成果は2倍にならないこともある―供給曲線の導出
第6章 自分の利益のことだけを考えているのに―市場経済での資源配分
第7章 仲良くならなくても、好きにならなくてもだいじょうぶ―ゲーム理論
著者等紹介
市野泰和[イチノヤスカズ]
甲南大学経済学部教授。アメリカ合衆国、ワシントン大学(University of Washington)で経済学の博士号(Ph.D)を取得。専門は国際貿易の理論。甲南大学では、入門ミクロ経済学、経済政策、上級ミクロ経済学、教養科目の経済学などの講義を担当。また、2010年より、同僚の寺尾建教授とともに、共同講義「経済学と経済学のあいだ」を一般公開授業として定期的に行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)