内容説明
本書では、為替換算調整勘定が発生するメカニズムを整理し、関係する場面ごとに、具体的な会計処理を設例で解説しています。さらに、為替換算調整勘定の増減への対応策についても言及しています。第2版では、平成28年3月期から原則適用となる改正連結会計基準等に完全対応するとともに、実務上論点となることの多い在外子会社の株式取得時・売却時の会計処理について、新章を設けて解説しています。
目次
為替換算調整勘定をめぐる昨今の動き
在外子会社等の財務諸表項目の換算と為替換算調整勘定の発生
在外子会社の株式取得・売却の際の為替換算調整勘定
子会社投資の各ステージにおける為替換算調整勘定の会計処理
在外子会社の財政状態が悪化した場合の為替換算調整勘定
債権債務の相殺と為替換算調整勘定
受取配当金の相殺と為替換算調整勘定
決算期ズレ・決算期変更の場合の取扱い
連結キャッシュ・フロー計算書での取扱い
持分法会計と為替換算調整勘定
為替換算調整勘定に係る税効果
在外子会社の記帳通貨・閑散相場の変更等
在外孫会社の間接所有
在外子会社・関連会社の持分ヘッジ取引
開示(包括利益・組換調整額)
為替換算調整勘定の残高検証方法