内容説明
カリフォルニア大学バークレー校公共政策大学院の奥義。全米で最も優れた政策立案プログラム。問題の発見から政策の設計、支持の獲得まで、必要な技術をすべて公開。
目次
1 政策立案の8つのステップ(問題を定義する;エビデンス(証拠)を集める ほか)
2 エビデンス(証拠)を集める(作業を開始する;関連資料を見つける ほか)
3 制度設計問題への対応法(成果を生み出す制度;8つのステップから「動く制度」への橋渡し ほか)
4 「スマートプラクティス」の研究―他所の良さそうなアイデアを理解し活用する(現実的な想定に立つ;「スマートプラクティス」の分析 ほか)
付録A 政府が行うこと
付録B 公的組織・非営利組織を理解する―正しく理解するための質問
付録C 政治的支援を勝ち取るための戦略的アドバイス
付録D 依頼者と働くためのコツ
付録E ビッグデータや強固な科学的エビデンスを政策立案に取り込むための提案
著者等紹介
バーダック,ユージン[バーダック,ユージン] [Bardach,Eugene]
1973年以来、カリフォルニア大学バークレー校ゴールドマン公共政策大学院において政策立案ワークショップ講座を担当し、500以上の学生プロジェクトを指導してきた、幅広い教育・研究上の関心領域を有する政治学者である。政策の実施や公共部門のマネジメント、最近ではサービス提供(教育訓練、環境規制の実施、火災予防、生態系保全など)における組織間の連携が主たる関心領域である。国防、公衆衛生や安全、消費者保護や機械均等に関係する規制プログラムの設計や実施についても関心を有している
パタシュニック,エリック M.[パタシュニック,エリック M.] [Patashnik,Eric M.]
ブラウン大学の政治学教授であり、同大学のワトソン国際関係論・行政学研究所の行政学修士プログラムのプログラム長。また、Julis‐Rabinowitz Professor of Public Policyも務める。ブルッキングス研究所の非常勤シニア・フェローであるとともに、National Academy of Public Administrationのフェロー。ブラウン大学に着任する前は、バージニア大学、UCLA、イェール大学で教鞭を執った
白石賢司[シライシケンジ]
2004年東京大学大学院工学系研究科修了、同年環境省入省。現在はカリフォルニア大学バークレー校とローレンス・バークレー国立研究所で電力システムの長期計画の研究に従事。2010年カリフォルニア大学バークレー校修了(MPP)
鍋島学[ナベシママナブ]
2001年東京大学法学部卒業、同年経済産業省入省。現在は経済産業省電力・ガス取引監視等委員会事務局ネットワーク事業監視課長。2007年カリフォルニア大学バークレー校修了(MPP)
南津和広[ミナミツカズヒロ]
2000年東京大学法学部卒業、同年建設省(現国土交通省)入省。現在はアーサー・ディ・リトル・ジャパンにて企業の戦略立案・政策連携等を支援。2009年カリフォルニア大学バークレー校修了(MPP)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
「全米で最も優れた政策立案プログラム」
カリフォルニア大学バークレー校公共政策大学院の奥義
問題の発見から政策の設計、支持の獲得まで、必要な技術をすべて公開
本書は、政策立案を行う日本の実務家や学生を対象としている。
『正しい答え』ではなく『正しい質問』こそが政策立案の本質だ。
十分な訓練を積めば、「正しい質問」を発することが、
シンプルで自然で、当たり前の動作になる。
[政策立案の8つのステップ]
STEP1 問題を定義する
STEP2 エビデンス(証拠)を集める
STEP3 政策オプションをつくる
SREP4 評価基準を選ぶ
STEP5 成果を予測する
STEP6 トレードオフに立ち向かう
SREP7 分析を止め、焦点を絞り、狭め、深め、決定!
STEP8 ストーリーを語る