政党組織の政治学

著者:建林 正彦【編著】
出版社:東洋経済新報社

商品説明

内容説明

日本の民主主義はどう動いているのか?地方議員・県連への詳細な調査から、政党の意思決定の姿を浮き彫りにする。政党政治の現在・過去・未来を見通すための試み。



目次

第1部 政党地方組織の分析枠組み(マルチレベルの政治システムにおける政党組織;都道府県議会議員から見た県連組織の実態;政党の地方組織と地方議員の分析)
第2部 自由民主党の地方組織(県議自律型県連の形成と運営―自民党茨城県連の事例から;地方政党組織における意思決定の詳細―自民党青森県・秋田県連の事例から;地方自治における政党の位置づけと機能―自民党岡山県連の事例から;「代議士系列型県連」と「組織積み上げ型県連」―自民党群馬・静岡両県連の組織構造)
第3部 民主党の地方組織(民主党地方組織の歴史的基盤―北海道と愛知県の事例から;民主党大阪府連の形成過程と旧政党の遺産;民主党地方組織の比較事例分析―徳島県と香川県における建設過程の事例から)
第4部 政党地方組織の国際比較(イタリアにおける地方政党組織の変容と政治制度―トスカーナ州民主党の「例外的成功」からの考察;韓国における市場志向的政党組織改革のゆくえ)
日本における政党組織の中央地方関係



著者等紹介

建林正彦[タテバヤシマサヒコ]
京都大学大学院法学研究科教授。1996年京都大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(法学)、京都大学。同志社大学法学部教授等を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



出版社内容情報

自民党、民主党の中央と地方の組織関係を詳細に調査し、日本の政党組織の実態を描く。日本の民主主義の動態を明らかにした研究書。

気鋭の政治学者たちが、自民党、民主党の各県連への調査を通じて、
日本の政党組織の中央・地方関係の実態がどうなっているのか、日本の政党は実際にどう動いているのかを
明らかにしようとする政治学の専門書です。

日本の政党政治の機能不全が言われて久しいのですが、
なぜ機能不全に陥っているのかが、本書の分析から、かなりの程度説明できます。
今後の政治改革を考える際に不可欠の一冊です。

第1部 政党地方組織の分析枠組み

 第1章 マルチレベルの政治システムにおける政党組織

 第2章 都道府県議会議員から見た県連組織の実態

 第3章 政党の地方組織と地方議員の分析

第2部 自由民主党の地方組織

 第4章 県議自律型県連の形成と運営:自民党茨城県連の事例から

 第5章 地方政党組織における意思決定の詳細:自民党青森県・秋田県連の事例から

 第6章 地方政治における政党の位置づけと機能:自民党岡山県連の事例から

 第7章 「代議士系列型県連」と「組織積み上げ型県連」:自民党群馬・静岡両県連の組織構造

第3部 民主党の地方組織

 第8章 民主党地方組織の歴史的基盤:北海道と愛知県の事例から

 第9章 民主党大阪府連の形成過程と旧民主党の遺産

 第10章 民主党地方組織の比較事例分析:徳島県と香川県における建設過程の事例から

第4部 政党地方組織の国際比較

 第11章 イタリアにおける地方政党組織の変容と政治制度:トスカーナ州民主党の「例外的成功」からの考察

 第12章 韓国における市場志向的政党組織改革のゆくえ

 終 章 日本における政党組織の中央地方関係

【著者紹介】
建林 正彦(タテバヤシ マサヒコ)
京都大学大学院法学研究科教授
1996年京都大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(法学)、京都大学。同志社大学法学部教授等を経て現職。主な著書に『議員行動の政治経済学』(有斐閣、2004年)、『比較政治制度論』(共著、有斐閣、2008年)。




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