おもしろ理科授業の極意―未知への探究で好奇心をかき立てる感動の理科授業

著者:左巻 健男【著】
出版社:東京書籍

商品説明

目次

第1部 理論編(おもしろ理科授業への招待;おもしろ理科授業の条件;課題方式の授業のやり方;子どもの認知(認識)と学びのある授業
教材研究の進め方と教材開発法)
第2部 実践編(物の重さと密度;金属と磁石;液体窒素とドライアイスで物質の状態変化;物質の状態変化;燃焼と爆発;化学変化;水溶液・気体と酸とアルカリ;イオン;力の基本と力と運動;電流回路;電流の働き;エネルギーとエネルギー資源;植物―花と実(種子)
植物の暮し―光合成と生活型
生物―動物
天気の変化
地球と宇宙
補章1 左巻健男の個人史
補章2 学校に広がるニセ科学問題を考える)



著者等紹介

左巻健男[サマキタケオ]
東京大学講師(理科教育法)。元法政大学教職課程センター教授。1949年生。『RikaTan(理科の探検)』誌編集長。東京大学教育学部附属中・高等学校教諭、京都工芸繊維大学教授、同志社女子大学教授、法政大学生命科学部環境応用化学科教授、法政大学教職課程センター教授を経て現職。理科教育(科学教育)、科学リテラシーの育成を専門とする。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



出版社内容情報

左巻先生の長年の理科教育者としての経験から導かれた、技術・知識、「心構え」的な部分そして、キーとなる実験や教えるべきことを押さえていく。「本当の自然科学」を教えるための総論のほか、各分野において絶対に押さえておきたい本質的なことを学ぶための授業方法を

【原稿抜粋】
4)おもしろ理科授業とは?
 理科は、私の考えでは、本来的には「本当の自然科学」を教え、学ぶ教科である。ここで私がいう「本当の自然科学」とは、自然の構造、法則性、歴史を、歴史的限界をもちながらも明らかにしてきた過程であり、活動であり、その結果としての体系である。その体系も固定的なものではない。とくに自然に根ざしていない、形式的操作に堕した“自然科学”、あるいは装いだけは自然科学っぽい、いわゆるニセ科学(疑似科学)が理科教育や環境教育に入り込んでいる。絶えず自然科学をとらえかえしながら、教育内容−教材−授業を構想していくことが求められる。
 「おもしろ理科授業」というと、ステレオタイプに「おもしろいだけでいいのか」などという人がいるが、「おもしろ理科授業」の前提は、「本当の自然科学」を教え、学ぶことなのである。「おもしろ理科授業」は、子どもと一緒に自然科学をガイドに自然の秘密を解き明かして、その自然科学を鍛え、さらに自然をゆたかにとらえられるようにする理科授業なのである。
本書では、このような理科授業をつくる方法や、心構えを伝えたいと思う。




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