内容説明
「ゆたかさ」とは何だろう。国が経済成長を遂げ、モノが溢れかえる一方、人々のつながりは希薄化し、自然環境は破壊され、現代社会はますます息苦しくなっている。GDPという指標の下で富の増大を目指し、社会を測ろうとする経済学は、私たちの「ゆたかな生(ウェルビーイング)」を捉えることができているだろうか。経済成長至上主義を問いなおし、経済のための人間から人間のための経済へ―。国家や市場という枠組みに囚われず、独立した個の連帯からなる社会のかたちを構想する。
目次
第一章 「ウェルビーイング」はどう広がったか
第二章 GDPとは何であったか
第三章 「ゆたかな富」は「ゆたかな生」を意味するか
第四章 社会的連帯経済とは何か
第五章 互酬と協力の原理は現代にどう生きているか
第六章 経済のための人間か、人間のための経済か
第七章 ウェルビーイングをどう測るか
第八章 ウェルビーイング社会をどう創るか
著者等紹介
山田鋭夫[ヤマダトシオ]
1942年、愛知県生まれ。名古屋大学名誉教授。名古屋大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。専攻は理論経済学・現代資本主義論・市民社会論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
GDPでは数値化することのできない、人間の「ゆたかな生(ウェルビーイング)」とは何だろうか。経済成長至上主義を問いなおし、来るべき市民社会を構想する。