内容説明
21世紀型の体育学習のキーワードは「学び合い」。20世紀型の伝統的な教育方法から脱却し、互いがケアし合う協同的な体育を実現するために、教師は何をすべきか?
目次
第1部 学び合い―理論編(「教え」と「学び」の再検討;学力観の転換とアカウンタビリティ;運動の特性を味わわせるための教育方法;「いま‐ここ」の個の学びを「学び合い」につなげる―「憧れに憧れる」関係性とケアリング;「学び合い」を誘発する「道具」―アフォーダンスとユニバーサルデザイン;「自己・他者・対象との対話的実践」としての「学び合い」;スポーツによる学校変革と教師の正統的周辺参加の一事例;アクション・リサーチによる教師の「学び合い」)
第2部 学び合い―実践編(クラスでベスト!グループでベスト!自分もベスト!―小学校第4学年「かけっこ・リレー」;モノ・ルールの環境デザインとリスペクトによる学び合い―小学校第2学年「ゲーム」;身体的共振をベースにした探究と表現―小学校第1学年「表現・リズム遊び」;「この子」とチーム・クラスのケアリング―小学校第5学年「ベースボール型ボール運動」;中学校保健体育科の授業づくりと学び合い―中学校第3学年「バレーボール」;身体的リテラシーと運動感覚の学び合い―中学校第1学年「器械運動」;自他共栄とケアリング―中学校第3学年「柔道」;21世紀型の体育の創出に向けて)
著者等紹介
梅澤秋久[ウメザワアキヒサ]
横浜国立大学教育人間科学部准教授。1971年生まれ。小学校教員を15年経験後、帝京大学専任講師、准教授を経て2013年より現職。東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科修了。博士(教育学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
「学び合い」や「かかわり合い」を体育で行うための理論と実践を示し、アクティブ・ラーニングのあり方を提示する。
梅澤 秋久[ウメザワアキヒサ]