内容説明
スポーツ教育では、子どもを中心として学習が進められ、子どもの人格や社会性の形成に向けた学習システムが確立されている。その理念は子どもたちに真のスポーツの魅力にふれさせ、生涯スポーツを実現することにある。本書では子どもたちがフェアプレイを重んじ、審判や相手チームを尊重し、公平に競い合い、しかも双方が力を出し合ったゲームのすばらしさを理解するにはどのようにすればよいかなどの指導について、解説している。難しい理論書ではない。どの教師も容易に授業に取り入れることができるように、実践例にもとづいて具体的に記述している。
目次
第1部 スポーツ教育について(スポーツ教育モデル;スポーツ教育モデルの実践)
第2部 スポーツ教育のカリキュラム例(小学校段階のサッカー;小学校の器械運動;小学校カリキュラムにおけるスポーツ教育;ミドルスクールのバレーボール;高校におけるタッチラグビーとテニス;高校におけるフィットネス・プログラム;高校のカリキュラムにおけるスポーツ教育)
第3部 スポーツ教育における評価と経験の拡大(スポーツ教育における信頼できる評価;スポーツ教育の拡大;オリンピックカリキュラム)
著者等紹介
シーデントップ,ダリル[シーデントップ,ダリル][Sidentop,Daryl]
1938年生まれ。1968年インディアナ大学大学院博士課程修了・体育学博士。オハイオ州立大学体育学部名誉教授(2002年定年退職)。Developing Teaching Skills in Physical Education(1976):サマランチ賞受賞。専攻はスポーツ教育学:カリキュラム論、授業研究
高橋健夫[タカハシタケオ]
筑波大学教授、体育科学系(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)