内容説明
脳科学や自閉症教育に携わる一方ロボット開発にも取り組む著者が人間だけが本来持つアナログな「知」の特性を生かした21世紀の「学び」を提唱する。
目次
第1部 二〇世紀の「学び」探求を振り返る(「学び」の常識が作られるまで;頭の中で何が起きているか;ロボットの「学び」を考える;行き詰まりと将来の方向性)
第2部 二一世紀の「学び」を方向づける(日本の「学び」をとらえ直す;高度情報化時代の「学び」;「学び」の新しいパラダイム)
第3部 自閉症の「学び」から考える(あいまいで複雑な日常で学ぶ自閉症;自閉症「学び」のメカニズム;自閉症児・晋平との一五年)
著者等紹介
渡部信一[ワタベシンイチ]
1957年仙台市生まれ。東北大学教育学部卒業、同大学院教育学研究科前期課程修了。博士(教育学)。東北大学大学院教育学研究科助教授などを経て、東北大学大学院教育情報学研究部教授。専門は、認知科学、障害児心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)