内容説明
本書はランニングに関するすべての分野、すなわち解剖学、生理学、医学、心理学、栄養学、トレーニング科学等々からランニングの神髄が追求されている。特にこれまであまり触れられなかった心の問題、ランニング傷害の予防、処置、治療、予後とシューズとの関連性の問題、ランニングと子どもや女性の特性の問題などが研究者の立場ではなく、ランナーの立場で書かれている。
目次
序章 ヒトはなぜ走るか
第1部 生理学(筋肉の構造と機能;酸素運搬の生理学;運動時のエネルギー代謝;運動と体温調節)
第2部 トレーニング(Arthur Newtonの功績;トレーニングの理論と実際;心理的トレーニング;エキスパートランナーのトレーニング;レース‐10km,マラソンおよびそれ以上;オーバートレーニング;ランニング記録の限界)
第3部 健康と医学についての考察(傷害の理解;傷害の回避;ランニング傷害の診断と治療;栄養とウエイトコントロール;女性のためのランニング特論;子どものランニングの特性;ランニングの医学的利点と危険性)