内容説明
明治期から今日まで、さまざまな個性によって詠い継がれてきた近現代の日本の詩たち。琴線に触れる15の作品をランダムに選ぶなかで見えてきた日本的感性の特質と変容。鑑賞者の感覚に発芽した新たな展望―“Love Will Find a Way.”―。
目次
1 三好達治
2 夏目漱石の漢詩
3 俵万智の現代短歌
4 谷川俊太郎(1)
5 谷川俊太郎(2)
6 井上陽水作詞の楽曲
7 石坂浩二作詞の楽曲
8 中原中也
9 宮沢賢治
10 高村光太郎
11 21世紀の現代詩(1)アーサー・ビナード
12 21世紀の現代詩(2)渡邉十絲子
13 21世紀の現代詩(3)最果タヒ
14 21世紀の現代詩(4)井戸川射子
15 21世紀の現代詩(5)暁方ミセイ
著者等紹介
伊藤和光[イトウカズミツ]
1986年同志社大学神学部卒業(卒業研究:新約聖書学)。2022年放送大学大学院修士課程修了(日本文学専攻)。現職:高見丘眼科院長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
近現代の日本における詩歌15編に関して論述した文芸評論。
(以下帯文より)
Love will find a way.
愛は道を切り拓く。
筆者にとって、この言葉は、「欲をはなれて、人のためにすれば、いつか道はひらく」――そのような教訓を示す、座右の銘となっている。(あとがきより)
明治期から今日まで、さまざまな個性によって詠い継がれてきた近現代の日本の詩たち。琴線に触れる15の作品をランダムに選ぶなかで見えてきた日本的感性の特質と変容。鑑賞者の感覚に発芽した新たな展望 ――“Love Will Find a Way.”――。