内容説明
私は高齢者向けの本をたくさん著してきましたが、他の本にはなくてこの本で特に注目したのは、テレビと新聞です。本書を手にとってくださった方の多くは、新聞を自宅でとって読むのが日課でしょう。また、テレビは、1日6時間以上見ている方も多いと推察します。そこで、私の経験をもとに、生活に欠かせない身近な存在であるテレビと新聞との付き合い方から、それを使って老いやボケを遅らせる方法までをお伝えいたします。難しく考えなくてもいいのです。せっかくテレビを見たり、新聞を読んだりするのだったら、本書を参考により有益に楽しみましょう。
目次
序章 前頭葉刺激習慣診断
第1章 脳と身体の老化は皆に必ず訪れる
第2章 認知症は避けられるか?
第3章 とはいえやっぱり“ボケ先送り”の妙案
第4章 脳を鍛え、老けさせない!和田式!多チャンネル時代のテレビとの付き合い方
第5章 ボケ先送り!和田式!刺激の宝庫・新聞との付き合い方
第6章 それでも…ボケの兆候を感じ取ったら
著者等紹介
和田秀樹[ワダヒデキ]
1960年大阪市生まれ。1985年東京大学医学部卒。同大学医学部附属病院精神神経科、老人科(現・老年病科)、神経内科で研修。国立水戸病院神経内科および救命救急センターレジデントを経て、当時、日本に3つしかなかった高齢者専門の総合病院・浴風会病院で精神科医として勤務。東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米カール・メニンガー精神医学校国際フェロー、国際医療福祉大学大学院教授を経て現在、和田秀樹こころと体のクリニック院長。一橋大学、東京医科歯科大学で20年以上にわたって医療経済学の非常勤講師も務める。また、東日本大震災以降、原発の廃炉作業を行う職員のメンタルヘルスのボランティアと産業医を現在も続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)