商品説明内容説明
本書は幾多の修羅場で危機と対峙しながら安全運航を全うし、“グレートキャプテン”とよばれた元機長の経験と、国土交通省の航空関係の委員、危機管理・リスクマネジメントの専門家としての知見による危機管理の鉄則や、現場での実践的な安全確保について余すところなく著されたものである。この改訂増補版では、コロナが航空界にもたらした問題、コロナ後の展望についても述べられている。また、著者の講義を受けた航空界を目指す学生たちの前向きな感想がコラムで紹介されている。
目次
序章 コロナがもたらした問題
第1章 航空界における「安全」について考える
第2章 安全を支える四本の柱と安全文化
第3章 安全確保のためのリスクマネジメント
第4章 ヒューマンエラー対策
第5章 危機管理の原理原則10か条
第6章 航空界のプロとして
第7章 航空の現場における安全確保
第8章 リーダーとしての機長に求められる条件
第9章 コロナ後の航空界の課題と展望
著者等紹介
小林宏之[コバヤシヒロユキ]
1946年、愛知県新城市生まれ。1968年、日本航空株式会社に入社。以来42年間、一度も病欠などでスケジュールの変更なく飛び続ける。乗務した路線は、日本航空が運航した全ての国際路線と主な国内線。総飛行時間18500時間。社内略歴として、飛行技術室長、運航乗員訓練部副部長、運航安全推進室長、運航本部副本部長、広報担当役員付広報部長を歴任。その他、首相特別便機長、湾岸危機時の邦人救出機機長など。2008年には、「高度一万メートルからみた地球環境」というテーマで、新聞、テレビ、ラジオ、雑誌などのメディアに出演。2010年3月退社時のラストフライトはマスコミの話題となり、新聞・テレビなどで特集が組まれる。日航退社後は、危機管理・リスクマネジメントの講師として活躍す傍ら、航空評論家としても活躍中。公益社団法人日本航空機操縦士協会副会長(2010〜2014年)、国土交通省交通政策審議会の航空部会の各委員会委員を務める。医療機関、原子力関係の各機関、様々な企業・団体での講演の依頼が殺到。最近では、テレビ・ラジオなどの出演も多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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