内容説明
沿岸からの巨大津波が内陸部を襲う。川を逆流する津波はなぜ起きたのか。過去の被害から得てきた経験と教訓。国内外の被害実態を検証し、将来、想定される脅威に備えるための知識を解説。津波から身を守るための防災や減災の取り組み事例を紹介。
目次
基礎編(津波とは?(歴史に残された津波;国際語になった「Tsunami」(津波) ほか)
河川津波のメカニズム(河川津波とは?;河川を遡上する津波の代表事例 ほか))
応用編(河川津波による被害(陸と海への影響と被害;津波による犠牲がなぜ繰り返されるのか? ほか)
津波の観測と予測(予報・予測の重要性;数値シミュレーションによる津波予測 ほか))
対策編(津波からの防災・減災、そして身を守る(津波に対する防災対策;安全に避難するまでのプロセス ほか))
著者等紹介
今村文彦[イマムラフミヒコ]
1961年、山梨県生まれ。工学博士。東北大学教授、東北大学災害科学国際研究所・所長。専門は津波工学および自然災害科学。自然災害学会元会長、内閣府中央防災会議専門調査会委員など各種委員も歴任。津波工学者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)