目次
第1章 信念対立よろず相談―解明アプローチはこうやって使う(方法だけでなく状況と目的も共有しておこう―32歳、看護師、回復期リハビリテーション病棟;一番大事なことは心楽しく生きること―55歳、看護師、内科;権力の成立に協力をしない―40歳、理学療法士、整形外科 ほか)
第2章 信念対立研究の動向(現代社会の不調;信念対立研究の胎動;信念対立研究の最前線(二〇一一〜一三年の主な研究) ほか)
第3章 信念対立解明アプローチのエッセンス―解明条件論を中心に(信念対立の解明が成立する三つの条件;解明条件の論拠;再び第1章へ)
著者等紹介
京極真[キョウゴクマコト]
1976年大阪府生まれ。博士(作業療法学)、解明師見習、作業療法士。専門は信念対立解明アプローチ、作業療法学、構造構成学。首都大学東京大学院人間健康科学研究科博士後期課程修了(2009年)。現在、吉備国際大学大学院保健科学研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
信念対立解明アプローチの第2弾。現場で頻出の相談ケースを取り上げ解明手法を示す。医療領域別の研究動向や理論構造にも言及
前書刊行より2年半、さらなる発展を遂げている信念対立解明アプローチの第2弾が登場。本アプローチに初めて触れる読者でも実践できるよう、医療現場でよくある20の相談ケースを取り上げ、信念対立を解明する手法を示す。また、医療領域別の研究動向や、本理論の構造を根本的に理解するためのエッセンスも紹介する。
第1章 信念対立よろず相談――解明アプローチはこうやって使う
1 方法だけでなく状況と目的も共有しておこう――32歳、看護師、回復期リハビリテーション病棟
2 一番大事なことは心楽しく生きること――55歳、看護師、内科
3 権力の成立に協力をしない――40歳、理学療法士、整形外科
4 慣例は妥当性の根拠にならない――38歳、医師、精神科
5 達成したい目標を細分化する――31歳、医師、麻酔科
6 構造的ピットフォールを探せ――41歳、理学療法士、リハビリテーション科
7 あきらめる前に自分のオツムを疑え――37歳、医師、内科
8 方法の有効性は状況と問題に応じて事後的に決まる――42歳、臨床心理士、精神科
9 道徳は無根拠である――28歳、看護師、外科
10 感情をコントロールしよう――32歳、理学療法士、リハビリテーション科
11 地域に向けて価値ある情報を発信しよう――50歳、看護師、内科
12 価値判断はいったん保留する――43歳、臨床検査技師、検査科
13 オペレーション・システムとして理解する――51歳、臨床心理士、精神科
14 バーバルコミュニケーションに頼りすぎない――24歳、作業療法士、回復期リハビリテーション病棟
15 我慢だけはしない――26歳、理学療法士、リハビリテーション科
16 お互いのためにリスクコントロールだけはしっかりやっておこう――27歳、患者、整形外科通院中
17 説明を求めるのは自由である――67歳、患者、回復期リハビリテーション病棟入院中
18 グズグズすることも必要である――48歳、看護師、整形外科
19 無能な上司から脱却しよう――50歳、理学療法士、リハビリテーション科
20 解明は普段の生活に融合していこう――39歳、医師、総合診療科
第2章 信念対立研究の動向
1 現代社会の不調
2 信念対立研究の胎動
3 信念対立研究の最前線(二〇一一〜一三年の主な研究)
4 まとめと課題
第3章 信念対立解明アプローチのエッセンス――解明条件論を中心に
1 信念対立の解明が成立する三つの条件
2 解明条件の論拠
3 再び第1章へ
【著者紹介】
吉備国際大学大学院准教授