内容説明
バルト海沿岸にある森と湖の美しい国・リトアニア。1941年、ナチス・ドイツ侵攻後に始まったユダヤ人狩りで、わずか半年の間にほぼ10万人が銃殺された。アンネ・フランクと同年代の少女・マーシャは、ゲットーおよび強制収容所での苛酷な体験を目に耳に心に刻みつけた―!少女・マーシャが、強制収容所での苛酷な迫害のさなかに、信念をもって書きつづけた真実の記録。
目次
第1部 占領下のヴィリニュス(ドイツ軍の侵攻;次つぎに出される命令;ポナールィの森での銃殺 ほか)
第2部 ゲットーに入れられる(職人は第一ゲットーに;第二ゲットーの閉鎖;一九四二年 ほか)
第3部 強制収容所に送られる(ラトビアへ;カイゼルヴァルト強制収容所;シュトラスデンホーフ強制収容所 ほか)
著者等紹介
ロリニカイテ,マーシャ[ロリニカイテ,マーシャ] [Rolnikaite,Masha]
リトアニア出身のユダヤ人作家。1927〜2016年。生涯反ファシズムを訴え続けた
清水陽子[シミズヨウコ]
早稲田大学第一文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)