内容説明
なぜ「過ち」を繰り返すのか。必要なのは、しっかりと過去から学び、反省をして、現在と未来に活かせる教訓を引き出すこと。戦後七〇年間の日本と世界を振り返ることで、そのヒントを提示した。
目次
序章 なぜ世界から戦争はなくならないのか
第1章 日本は本当に「平和」なのか?―「平和国家」の光と影
第2章 アメリカはまた同じ過ちを繰り返す―「戦勝国」の失敗の歴史
第3章 東西冷戦実は今まで続いていた
第4章 戦争のプロパガンダ―報道は真実を伝えているのか
第5章 ヨーロッパに潜む「新冷戦」
第6章 終わることのない「中東」宗教対立
第7章 日本人が知らないアフリカ、アジアでの「代理戦争」
第8章 バックミラーに見える歴史から学ぶこと
著者等紹介
池上彰[イケガミアキラ]
1950年長野県生まれ。ジャーナリスト。慶応義塾大学経済学部卒業後、73年NHKに入局。報道記者として、松江放送局、呉通信部を経て東京の報道局社会部へ。警視庁、気象庁、文部省、宮内庁などを担当。94年より11年間、NHK『週刊こどもニュース』でお父さん役をつとめ、わかりやすい解説が話題に。2005年にNHKを退社し、フリージャーナリストとして多方面で活躍。12年より東京工業大学リベラルアーツセンター教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)