内容説明
“蓬莱山の黄金、鬼道の力、そして空海の秘法“四殺”を手中にした者が覇者となる”鬼道の鍵を握る鬼奈村典子の拉致は歴史の裏を生きる腐鬼一族の内乱だった!空海を宿す魔人黒御所もまた覇権を求め、北の地に出現した。一方、錯綜する野望を封ずべく精神ダイバーの九門・毒島と結んだ天才僧美空。彼らは“飛狗”の秘儀により暴走した「超犬」と、闇社会の男を追うが…。そして急浮上した卑弥呼の墓の秘密とは?超伝奇エンターテインメントの最前線を驀進する巨編、絶頂。
著者等紹介
夢枕獏[ユメマクラバク]
昭和26年神奈川県小田原市に生まれ、昭和52年に『カエルの死』でデビュー。昭和59年の『魔獣狩り』(三部作)から『新・魔獣狩り』に至るサイコダイバー・シリーズで、人気作家として飛躍した。『上弦の月を喰べる獅子』で第十回日本SF大賞を、『神々の山嶺』で第十一回柴田錬三郎賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)