「そのとき」までをどう生きるのか

著者:山崎 章郎【著】
出版社:春秋社(千代田区)

商品説明

内容説明

在宅ホスピス医がたどりついた、最期まで尊厳ある生を全うするための答え。



目次

1 どう生きるかという問題(あるべきホスピスケアをめざして;三〇年後の現実 ほか)
2 ひとりの人と向き合って(医者になりたい;生きる目標の模索 ほか)
3 それでもなお生きる意味(ホスピスとの出会い;スピリチュアルペインとの出会い ほか)
4 ケアの現場で学んだこと(医師という立場を離れて;老いという変化を受け入れる ほか)
5 「死」も「生きる」の一部(死を自分のものにするために;グループホームでの看取り ほか)



著者等紹介

山崎章郎[ヤマザキフミオ]
1947年、福島県生まれ。千葉大学医学部卒業後、同大学病院勤務。1984年より八日市場市民総合病院(現・匝瑳市)にて消化器医長を務め、院内外の人々とターミナルケア研究会を開催。1990年、『病院で死ぬということ』刊行。91年より聖ヨハネ会総合病院桜町病院(東京・小金井市)に移り、05年までホスピス科部長を務める。05年10月にケアタウン小平クリニック(東京・小平市)を開設。現在、ケアタウン小平クリニック院長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



出版社内容情報

自身の来し方と行く末を見つめながら全ての人に開かれたホスピスケアの充実を訴える。最期まで自分らしく生きたい人へのメッセージ。多死社会が到来し、病院で死ぬのも難しくなるといわれる時代、一般にも「住み慣れた場所で最期を迎えたい」という意識が浸透しはじめている。しかし、死が近づくにつれ、生きる意味を見失い、早く終わりにしたいという苦痛に直面する現実が横たわる。どうすれば死を迎えるその瞬間まで、人生を豊かに感じながら、自分らしく生きられるだろうか。その鍵となる、真によりどころとなる他者とは何か――。『病院で死ぬということ』から27年。わが国のホスピスケアをリードし続ける著者が、外科医時代から在宅ホスピス医として活動する今日までの道のりを振り返り、新たな課題へも目を向けこれからのケアのあり方をさぐる。病を抱える人だけでなく、困難に直面するすべての人にひらかれた考え方(思想)としての「ホスピスケア」のいっそうの発展と充実を願って綴られた、誰もがいつかは迎える豊かな最期のための力強いメッセージ。

山崎 章?[ヤマザキ フミオ]
著・文・その他




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