内容説明
ヒマラヤ山脈から赤道近辺に及ぶ広大なインド亜大陸。過酷な気象条件のもとに暮らす人々が現代まで連綿と受け継いできた“インド的”な思考の根底にあるものを、ヒンドゥー教ほか正統派とされている思想に焦点を当てひもとく。
目次
序章 インド思想へのいざない
第1章 宇宙生成論
第2章 人間観
第3章 業・輪廻・解脱
第4章 認識論と論理学
第5章 ことばとその意味
第6章 伝統思想と近代化
終章 インド思想の根底にあるもの
著者等紹介
前田專學[マエダセンガク]
1931年愛知県生まれ。東京大学文学部印度哲学梵文学科卒業、同大学大学院修士課程修了、米国ペンシルヴァニア大学大学院東洋学科修了(Ph.D)、文学博士。日本学士院賞、勲三等旭日中綬賞、中国社会科学院名誉研究員、韓国東国大学校感謝牌、スリランカ・ビクシュ大学名誉教授、タイ王国仏教学術功労賞、インド共和国パドマ・シュリー勲章。日本印度学仏教学会理事長、BDK英訳大蔵経編集委員長、第19期日本学術会議会員等を歴任。現在、公益財団法人中村元東方研究所理事長・東方学院院長、東京大学名誉教授、武蔵野大学名誉教授、中村元記念館館長、足利学校痒主、公益財団法人日印協会顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
過酷な気象条件の下に暮らす人々が受け継いできた思考の根底にあるものを、ヒンドゥー教ほか正統派とされた思想に焦点を当て紐解く。世界の屋根・ヒマラヤ山脈から赤道近辺に及ぶ広大なインド亜大陸。この地に根づき過酷な気象条件のもとに暮らす人々が形成し、3200年余かけて現代まで連綿と受け継いできた〈インド的〉な思考の根底にあるものを、ヒンドゥー教ほか正統派とされている思想に焦点を当てひもとく。
前田 專學[マエダセンガク]
著・文・その他