内容説明
『源氏物語』は、光源氏と多くの女君たちとのあでやかな恋愛話が印象的ですが、そればかりではありません。親子の情愛と相克や、貴族政治における勢力争い、越えがたい身分、あるいは生老病死、宿命など多くを描いており、それらは時代を超えて、人生の真実を語物っています。雅な世界と光源氏の魅力を不朽の名作漫画『あさきゆめみし』で解説。
目次
第1部 輝く光源氏の若き日々((桐壷)世にたぐいなき 光源氏の登場
(帚木、空蝉、夕顔)理想の女はいずこに 雨夜の品定め ほか)
第2部 宿世の翡りをみる光源氏の円熟期((若菜上)六条院に波紋を広げる 女三の宮の降嫁
(若菜上、若菜下)長年の宿願がかなった 明石一族の再興 ほか)
第3部 光源氏の次世代の物語((匂宮、紅梅、竹河)薫、匂宮 光源氏亡き後の作中人物たち
(橋姫、椎本)宇治の姫君 八の宮家の人々との出会い ほか)
基礎知識 源氏物語を味わうための「い・ろ・は」(知識ゼロから読み始めるために;作者・紫式部の人生を知ろう ほか)
著者等紹介
鈴木日出男[スズキヒデオ]
1938年青森県生まれ。東京大学大学院博士課程修了。博士(文学)。成城大学教授、東京大学教授、成蹊大学教授を経て、東京大学名誉教授。専攻は日本古代文学。和歌と物語の双方から、古代文学の本質に迫っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)