内容説明
垣内 貝戸 会津 谷戸…。「カイト」という音に由来する名を持つ土地は全国各地に存在する。歴史を紐解くヒントは“地名”にあった!カイトの意味は何か?いつ、誰が、何の目的で名付けたのか?しばしば縄文遺跡内や付近に存在するのはなぜか?狩猟採集中心の縄文文化は奈良時代まで存続したのか?地名に隠された謎を解き、日本文化の源流を探る。
目次
第一章 カイト地名とは
第二章 研究のはじまり
第三章 郡上市のカイト地名と縄文遺跡
第四章 カイト地名の起源と部民制
第五章 奈良県のカイト地名
第六章 関東地方の谷戸、谷津地名について
第七章 小字地名の比較文化概論
第八章 農耕を拒否する縄文人たち
第九章 結論 カイトから読み解く日本人の源流
著者等紹介
井藤一樹[イフジカズキ]
昭和17年(1942年)9月生まれ。平成7年カフェ&クラフトハウスハーブ開店(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)