内容説明
涙と笑い、義理と人情、下ネタとお色気、アクションとメロドラマが渾然一体となった奇跡のエンターテインメント、大衆娯楽映画の金字塔『トラック野郎』。ファンの心をつかみ続ける大ヒットシリーズの魅力を監督自ら綴る痛快回想録。全身娯楽映画監督、初のエッセイ集。
目次
雪の下北・はぐれ鳥―『トラック野郎』発進す
『トラック野郎』の表方たち
故郷喪失者の挽歌―『トラック野郎』をめぐって
『トラック野郎』の裏方たち
映画は無軌道の花電車である―わが娯楽映画六十本の軌跡
爆走し続ける『トラック野郎』
著者等紹介
鈴木則文[スズキノリブミ]
1933年静岡県生まれ。映画監督。立命館大学中退。1954年、東映京都撮影所入社。助監督時代はマキノ雅弘、内田吐夢、加藤泰に師事する。1965年『大阪ど根性物語どえらい奴』で監督デビュー。以後、任侠もの・コメディ・ポルノ・アクション・漫画原作もの等々あらゆるジャンルの娯楽映画を監督、ヒットメイカーとして活躍。代表作に『トラック野郎』シリーズ(全十作)の他、『関東テキヤ一家』『エロ将軍と二十一人の愛妾』『不良姐御伝』など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)