内容説明
質が高く効率的な法律業務を叶える生成AIとの上手な付き合い方とは?数ある生成AIツールのうち、それぞれの業務にはどれが最適か、どう組み合わせると効果的か?守秘義務やハルシネーションの問題をどう乗り越えるか?AIから優れた回答を引き出すプロンプトの工夫とは何か?人間はどのように関与すべきか?etc…法務と技術に精通する弁護士が、きめ細かい具体例とともに解説!
目次
第1部 基礎編(「生成AIは法務には使えない」という誤解を解く;守秘義務があるからAIは業務で使えないというのは本当か?;生成AIとの「距離を置いた」付き合い方―Human in the Loopの実践哲学;生成AIのハルシネーションを操る)
第2部 実践編(精度を向上させるプロンプト技術;主要AIツール選び完全ガイド;AIを活用したリサーチ業務の効率化;AIを活用した契約書レビュー;AIを活用したドキュメンテーションの革新)
第3部 展望編(AI活用が進まない本当の理由;AI時代の弁護士・法務部員のキャリア戦略論;法務の組織変革―AIの導入と勉強;なぜ私は法務の生成AI活用を推進しているのか?―法務の未来を創る)
著者等紹介
福島駿太[フクシマシュンタ]
中央大学法学部を卒業後、2014年に弁護士登録。朝日中央綜合法律事務所で弁護士としてのキャリアをスタートさせた後、柴田・鈴木・中田法律事務所を経て、2018年よりアンダーソン・毛利・友常法律事務所に勤務。2023年にはコーネル大学ロースクールで法学修士号(LL.M.)を取得し、同年9月からは英領ケイマン諸島系の国際法律事務所Walkers(香港オフィス)に出向。2024年9月にアンダーソン・毛利・友常法律事務所へ復帰。2025年1月、法律実務の再設計を目指してリーガルアクセス株式会社を創業。同社は、「年間1,500万人が法律トラブルに直面しながら、わずか2割しか弁護士にアクセスできない」という「2割司法問題」の解決を掲げるリーガルテック企業として、生成AIを活用して既存の法務リソースを最大限に活かす仕組みを作ることにチャレンジしている。業務効率化を進めることで、弁護士自身の生産性を高めつつ、より多くの依頼者に法的支援を届ける社会の実現を目指している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
質が高く効率的な法律業務を叶える、生成AIとの上手な付き合い方
守秘義務やハルシネーション(AIによる誤答)への懸念から、法務に生成AIを取り入れることには懐疑的な向きもあります。しかし適切な活用法を知っていれば、短時間で精度の高いリサーチや資料作成を実現でき、法務部員や弁護士にとって、信頼の強化につながります。
本書では、「数ある生成AIツールのうち、どの法律業務にはどれが最適か、どう組み合わせると効果的か?」「守秘義務やハルシネーションの問題をどう乗り越えるか?」「AIから優れた回答を引き出すプロンプトの工夫とは何か?」「人間がどのように関与して最終的な成果物へ仕上げていけばよいのか?」といった点について、きめ細かい具体例とともに解説します。
法務と技術に精通する弁護士による、実践的な一冊です。
【目次】
第1部 基礎編
第1章 「生成AIは法務には使えない」という誤解を解く
第2章 守秘義務があるからAIは業務で使えないというのは本当か?
第3章 生成AIとの「距離を置いた」付き合い方――Human in the Loopの実践哲学
第4章 生成AIのハルシネーションを操る
第2部 実践編
第5章 精度を向上させるプロンプト技術
第6章 主要AIツール選び完全ガイド
第7章 AIを活用したリサーチ業務の効率化
第8章 AIを活用した契約書レビュー
第9章 AIを活用したドキュメンテーションの革新
第3部 展望編
第10章 AI活用が進まない本当の理由
第11章 AI時代の弁護士・法務部員のキャリア戦略論
第12章 法務の組織変革――AIの導入と勉強
第13章 なぜ私は法務の生成AI活用を推進しているのか?――法務の未来を創る