独占禁止法の新たな地平〈３〉―国際標準の競争法制へ

内容説明

最後の改正課題とされる行政制裁金制度の導入と不公正な取引方法の再構築について、具体的制度設計を提言。懸案の法解釈や判例変更の最終課題の着地点も明示。「国際標準の競争法」確立に向け著者の基本構想を詳説した三部作、遂に、完結。

目次

第１章　独占禁止法の次の改正課題
第２章　行政制裁金制度の基本設計
第３章　不公正な取引方法の再構築
第４章　主要ガイドラインの改訂方針とあるべき内容
第５章　事業者団体の活動規制
第６章　不要な規制および規定の廃止
第７章　国際標準の競争法に向けての判例法の課題
第８章　個人的な取組み

著者等紹介

村上政博［ムラカミマサヒロ］
１９４９年北海道生まれ。１９７２年東京大学法学部卒業。１９７５年司法修習（２７期）の修習終了。弁護士（１９７５〜１９８３年）、公正取引委員会事務局室長等（１９８３〜１９９０年）、横浜国立大学教授（１９９０〜２００２年）、一橋大学教授（２００２〜２０１３年）、成蹊大学客員教授（２０１３〜２０２１年）等を経て２０２１年から現職。現在、一橋大学名誉教授、昭和女子大学客員教授、弁護士・ニューヨーク州弁護士（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

出版社内容情報

国際標準の競争法をめざして！

最後の改正課題とされる行政制裁金制度の導入と不公正な取引方法の再構築について、具体的制度設計を提言。
現時点で未解決の論点ごとに、できる限り簡潔かつ率直に自己の主張を解説し、懸案の法解釈や判例変更の最終課題の着地点も明示。
「国際標準の競争法」確立に向け、著者の基本構想を詳説した三部作、遂に、完結。