内容説明
上善は水の若し―。世に「名人」「達人」と呼ばれる人の多くが、老荘思想の体現者である。頭で考えるよりも身体で感じ、体得することを重視する老子の「無言」の教え。それは、どんな困難も平常心で受け止め、自分を見失うこともない、豊かで愉快な人生に導いてくれる。ビジネスマンにも大好評、読みやすく分かりやすい中国古典シリーズの第2弾。
目次
第1章 生き方の手本は「道」にある―道のあり様を自己のあり様とする
第2章 自分を見失っていないか―“外野の雑音”に惑わされるな
第3章 やり過ぎていないか―「小欲」は「大欲」に通じる
第4章 無用の戦いをしていないか―「戦わずして勝つ」ための極意
第5章 強くあろうとしていないか―柔弱は剛強に勝る
第6章 「絶対自由の境地」とは―目指せ、名人・達人の領域
著者等紹介
田口佳史[タグチヨシフミ]
1942年、東京生まれ。日本大学芸術学部卒業。東洋思想研究者。新進の記録映画監督として活躍中、25歳のときにタイ国で重傷を負い、生死の境で「老子」と出会う。以後、中国古典思想研究に従事。東洋倫理学、東洋リーダーシップ論の第一人者となる。’72年、株式会社イメージプラン創業、代表取締役社長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)