内容説明
「弘法大師、石川啄木、ゴーゴリ、ニュートン」の4人のケースを材料として、「創造性」の本質を明らかにしていく。
目次
弘法大師(天才について;多芸型の典型 ほか)
石川啄木(愛される啄木の歌;センチメンタリズムとペシミズム ほか)
ゴーゴリ(ゴーゴリの一生;宿命論への共感 ほか)
ニュートン(天才の典型;ニュートンの生い立ち―幼児期の生活環境 ほか)
“あとがき”にかえて(クリエイティヴ・マイノリティとしての天才;天才の特質―自己顕示欲・内的葛藤・社会的矛盾 ほか)
著者等紹介
湯川秀樹[ユカワヒデキ]
1907年東京生まれ。’29年、京都大学理学部物理学科卒業。’32年、大阪大学理学部講師、’35年に「中間子理論」を発表。この業績により’49年、我が国初のノーベル物理学賞を受賞。日本学士院会員、京都大学・大阪大学名誉教授。’81年、死去
市川亀久彌[イチカワキクヤ]
1915年岡山県生まれ。工学博士。元同志社大学教授。等価変換創造理論を提唱・体系化した。2000年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
日本人初のノーベル賞受賞者である湯川秀樹博士は、「創造性」の研究にも大きな足跡を残した。我々にもヒントとなる、普遍的な原理を追求した名著。「天才と呼ばれる人たちは、他の人から断絶した存在ではない」(まえがきより)。