内容説明
身につけた品位が、話し方に品格を感じさせるのであって、カクアルベシという型にはまった「お上品」をするのは、むしろ逆の結果になる。いいたいことは「口八分」で止める。「ハイという返事にこそ人柄が出る」…。気品ある話し方の真髄を、やさしい言葉で伝える話し方マニュアル。心の美しさを演出するための「言葉の立ち居振舞い」集。
目次
1 思いやりのある上品な話し方―相手をひきつけて話す(自分がいってもらいたくないことを他人にいわないのが品性;真心のない流暢な話し方は、上品さに欠ける;口下手でも気品は感じられる ほか)
2 自分を活かす上品な話し方―誠実に豊かに話す(自分を活かす上品な話し方は、誠実で豊かな話し方である;いいたいことは「口八分」で止める;いうべきことを「勇気」をもっていうのは、品格がある ほか)
3 耳に心地よい上品な話し方―美しく正確なことばを話す(ことば以前に美しい心;美しいことばは、上品な話し方の道具;その土地土地の上品な挨拶は美しい ほか)
著者等紹介
塩月弥栄子[シオツキヤエコ]
1918年裏千家第14世家元・淡々斎宗室の長女として京都に生まれる。的伝名誉教授。現在、茶道教室「弥栄子の茶室」を主宰。財団法人淡交会理事、学校法人秀明学園グループ顧問、日本ブライダル事業振興協会会長など兼務。’91年、勲四等宝冠章を受章