商品説明内容説明
高知県を走る観光特急「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」の、雑誌記者・三杉克郎が予約をキャンセルした座席で、陰陽道の達人・高見恵二が殺された。十津川警部らは三杉を疑う。二日後、茅ヶ崎で元首相夫人・伊東宏子が殺された。高見と宏子は『日本』である全てを守るため「検閲」をする組織「日本桜会」の理事だった。三杉は太平洋戦争末期、国際法規違反の命令で特攻出撃した三杉の祖父・克馬のことを調べていた。祖父の特攻機「白菊」は、卑劣な特攻命令で高知の空から沖縄の海に飛んでいったのだ。その真相を探る三杉に何者かの脅迫が―。十津川は歴史の真実と、連続殺人事件の謎をめぐり闘う!
著者等紹介
西村京太郎[ニシムラキョウタロウ]
1930年東京生まれ。’63年『歪んだ朝』で第2回オール讀物推理小説新人賞、’65年『天使の傷痕』で第11回江戸川乱歩賞を受賞。十津川警部を主人公にした鉄道ものの第一作『寝台特急殺人事件』を’78年に発表し、空前のトラベル・ミステリー・ブームを生む。’81年『終着駅殺人事件』で第34回日本推理作家協会賞。2004年、第8回日本ミステリー文学大賞、’10年、第45回長谷川伸賞、’19年「十津川警部」シリーズで吉川英治文庫賞を受賞。ミステリー界の牽引役としての活躍が続く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
高知県の観光特急で現代の陰陽師が殺され、さらに元首相夫人も殺害される。十津川警部が連続殺人と沖縄に消えた特攻機の謎に挑む!
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