内容説明
本書は日本語教師をはじめ、技能実習生や外国人労働者と接する機会の多い方々のための「よくある質問」集です。日本語教師である著者が、日本語教室という異文化摩擦の最前線から「ナマの声」をお届けします。外国人に立ちはだかる6つの「壁」とは?
目次
1 外国人が生活の中でぶつかる「壁」
2 日本的な話し方の「壁」
3 語法・文法の「壁」
4 言葉のバリエーションの「壁」
5 非言語コミュニケーションの「壁」
6 行動・対応の違いによる「壁」
著者等紹介
荻原稚佳子[オギワラチカコ]
慶応義塾大学法学部、ボストン大学教育学大学院を経て、青山学院大学大学院国際コミュニケーション専攻博士課程修了。現在、明海大学外国語学部日本語学科教授。専門は外国人への日本語教育、対人コミュニケーションの言いさし(文末を省略した発話)、語用論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
外国人に立ちはだかる6つの「壁」とは?
本書は、日本語教師をはじめ、技能実習生や外国人労働者と接する機会の多い方々のためのFAQ(よくある質問集)です。日本語教師である著者が、日本語教室という異文化摩擦の最前線から「ナマの声」をお届けします。取り上げたテーマは、挨拶、断り方の違い、オノマトペ、助数詞、身体のメタファー、言いさし表現、にごし表現、フィラーと相づち、「やさしい日本語」とは、「は」と「が」の使い分け、多義語、ら抜き言葉、さ入れ言葉、バイト語、役割語、外来語、婉曲表現、呼称の違い、敬語の誤用、待遇表現、アイコンタクト、ジェスチャー、対人距離の違い、等々と多岐にわたります。巻末には「おすすめの参考図書」を付けました。
本書は日本語検定委員会(特定非営利活動法人)のHPに連載した「世界から見た日本語コミュニケーション」(2013年4月から全24回)及び、月刊誌『教員養成セミナー』(時事通信出版局)に連載した「NIHONGO体験記――世界のコトバとくらべてみた」(2019年4月から全36回)を元にして再編集したものです。
<目次>
Part 1 外国人が生活の中でぶつかる「壁」
Part 2 日本的な話し方の「壁」
Part 3 語法・文法の「壁」
Part 4 言葉のバリエーションの「壁」
Part 5 非言語コミュニケーションの「壁」
Part 6 行動・対応の違いによる「壁」