内容説明
経済システムの歴史的進化経路は宗教に依存する(から独立ではない)。日本人の叡智が生んだ日本経済システムの特徴はどのような社会的文化的な条件のもとに成立したのか。マックス・ウェーバーを拡張したモデルにより宗教の変化とその経済行動へのインパクトを分析する。
目次
序章 日本経済システムの探求
第1章 経済行動と宗教はどうとらえられてきたか
第2章 宗教の変化―日英比較
第3章 宗教の変化と経済社会システム―イギリス
第4章 宗教の変化と経済社会システム―日本
第5章 家族の構造の日英比較史
第6章 市場経済化と村落共同体―日本とイギリス
終章 宗教の変化と日本経済システム
著者等紹介
寺西重郎[テラニシジュウロウ]
一橋大学大学院経済学研究科博士課程修了。経済学博士。現在、日本大学客員教授、一橋大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)