出版社内容情報
総務省はなぜ、どのように変わったのか? その成果と課題は? 元幹部の証言と、研究者によるデータ分析で全貌を明らかにする。
総務省(旧総務庁系部局)は行政の基本的な制度の管理・運営を任務とする制度官庁だ。しかし近年、各省の政策立案や業務改革等の支援等を強化している。本書では、元総務次官や元総務審議官の証言や、研究者によるデータの分析、さらにはアメリカとの比較によって、その成果と課題を明らかにする。総務省の取組を知るのに最良の一冊。
【目次】
はじめに──査定から支援へ[縣公一郎]
第I部 証言編
第1章 元・総務事務次官 山下哲夫氏インタビュー
1 行革の歴史
2 政策評価に関する変化
3 機構・定員の審査に関する変化
4 質疑応答
章末資料
第2章 元・総務審議官 堀江宏之氏インタビュー
1 お話の前提
2 行革の観点,手法と歴史的変遷(ひとつの試み)
3 今日的課題
4 課題への取り組み
5 資料説明
6 質疑応答
7 まとめ
章末資料
第II部 データ分析編
第3章 総務省行政管理局の業務改革支援──制度・実態・効果の検証[原田久]
はじめに
1 業務改革支援の制度と実態
2 業務改革支援の効果
おわりに
第4章 総務官僚の「支援型」管理への志向変化──独立行政法人制度改革を事例として[河合晃一]
はじめに
1 行政改革・行政管理に対する総務官僚の志向性と戦略
2 画一的な目標管理と法人の多様性の乖離──独法制度初期
3 「整理・縮減型」管理の継続──2007年〜2012年の独法改革
4 志向の戦略的転換──2013年独法改革
5 独法改革後の「支援」の状況
おわりに
第5章 総務省行政評価局の役割変化──各府省への評価能力構築支援へ[益田直子]
はじめに
1 政策評価制度の導入時の期待とその後の見直し──前期
2 制度安定期以降の制度変化──後期
3 制度変化の特徴と行政評価局の役割の変化
4 各府省のECB支援──実証的共同研究の取り組み
おわりに
第6章 総務省統計部門による統計審査と調査実施支援──「伴走する司令塔」を目指して[渡邉有希乃]
はじめに
1 統計行政における制度官庁の姿
2 転換点としての毎月勤労統計不正問題
3 実施プロセスへの伴走の開始
4 各府省に対する統計技術支援の可能性
おわりに
第7章 アメリカにおける支援型行政──連邦人事管理庁の人事管理支援[菅原和行]
はじめに
1 ファシリテーターとしての人事管理庁
2 マネジメント改革と人事管理庁
3 人事管理庁と人事管理支援の展開
おわりに
おわりに[原田久]
索引
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