内容説明
本書では、細胞とミトコンドリアの命運を支配する重要な新知見や各種のエネルギー代謝病態を左右するメカニズムを中心に、第一線で活躍されておられる方々に体系的な執筆を依頼したものである。また、最後に、ミトコンドリアの機能解析に有用な実験法プロトコールを収録している。
目次
第1章 ミトコンドリアの構造と機能
第2章 ミトコンドリアの分子生物学
第3章 ミトコンドリアの細胞生物学
第4章 ミトコンドリアと抗酸化防御系
第5章 ミトコンドリアと細胞障害
第6章 ミトコンドリア関連病態
第7章 ミトコンドリア研究法
著者等紹介
内海耕造[ウツミコウゾウ]
1951年広島文理科大学理科卒業。現在、(財)倉敷成人病センター医科学研究所所長、高知医科大学名誉教授、医学博士。専攻は生化学・細胞生物学
井上正康[イノウエマサヤス]
1974年岡山大学医学部大学院修了。現在、大阪市立大学大学院医学研究科分子病態学教室教授、医学博士。専攻は生化学・分子病態学
出版社内容情報
【解説】
近年のミトコンドリア研究の知的財産を現在の研究と未来への発展に伝承することをめざし、ミトコンドリア学の新たなパラダイムを開く鍵となり生命科学における発掘作業や医療の発展に大きく寄与する1冊となるよう新たな観点から本書は企画された。細胞とミトコンドリアの命運を支配する重要な新知見や各種のエネルギー代謝疾患を左右するメカニズムを中心に、第一線で活躍している研究者により体系的に執筆されている。また第7章にはミトコンドリアの機能解析に有用な実験法プロトコールが収録されている。
【目次】
ミトコンドリアの構造と機能・ミトコンドリアの分子生物学・ミトコンドリアの細胞生物学・ミトコンドリアと抗酸化防御系・ミトコンドリアと細胞傷害/ミトコンドリア関連病態/ミトコンドリア研究法他