基本法則から読み解く物理学最前線 量子エンタングルメントから創発する宇宙

著者:高柳 匡【著】/須藤 彰三/岡 真【監修】
出版社:共立出版

商品説明

内容説明

究極の統一理論を目指す超弦理論の最前線を読み解く!



目次

第1章 本書のガイド―量子論からブラックホールやゲージ重力対応、そして宇宙創発まで
第2章 量子エンタングルメント
第3章 場の理論におけるエンタングルメント・エントロピー
第4章 ゲージ重力対応と量子エンタングルメント
第5章 ホログラフィック・エンタングルメントの最近の発展
第6章 創発する時空と量子エンタングルメント



著者等紹介

高柳匡[タカヤナギタダシ]
2002年東京大学大学院理学系研究科博士課程修了、博士(理学)。ハーバード大学ジェファーソン研究所研究員。2005年カリフォルニア大学カブリ理論物理学研究所研究員。2006年京都大学大学院理学研究科助手(のちに助教)。2008年東京大学数物連携宇宙研究機構特任准教授。2012年‐現在、京都大学基礎物理学研究所教授。専門は素粒子理論。受賞歴:2011年第4回湯川記念財団・木村利栄理論物理学賞受賞。2013年第28回西宮湯川記念賞受賞。2014年New Horizons in Physics Prizes受賞。2016年仁科記念賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



出版社内容情報

 本書では,量子情報理論を用いた素粒子理論の研究,特に超弦理論の最先端を紹介する。従来の物理学は物理法則を時空間における物質のダイナミクスとして捉えてきたが,近年,ミクロな情報を意味する「量子情報」を物質や時間,空間と同じように物理学の基本的な構成要素と見なそうというパラダイムシフトが大きな成果をもたらしている。この最新の潮流を解説するのが本書である。
 本書を読むと,「量子力学」「電磁気学」「統計物理学」「一般相対論」が「量子情報」という新しい物理観を通じて,一つの「理論物理学」として統一されることが実感できるであろう。
 量子力学から始まり,量子情報理論の基礎,量子多体系における量子エンタングルメントの解析を順に解説し,ゲージ重力対応を通じた重力理論と量子情報の深い関わり合いという,最新の理論物理学まで到達できるように書かれている。最後まで読み進めると,「重力理論の宇宙は無数の量子ビットから創られている」という新しい物理学の考え方が理解できる。究極の統一理論を目指す超弦理論の最先端を知ることができる貴重な解説書である。




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