共立スマートセレクション 葉を見て枝を見て―枝葉末節の生態学

著者:菊沢 喜八郎【著】/巌佐 庸【コーディネーター】
出版社:共立出版

商品説明

目次

1 広葉樹二次林
2 葉の寿命
3 葉寿命のモデル
4 検証と批判
5 常緑性と落葉性
6 葉を見て枝を見ず
7 オオバヤシャブシ
8 陸域生態系



著者等紹介

菊沢喜八郎[キクザワキハチロウ]
1971年京都大学大学院農学研究科博士課程修了。現在、京都大学名誉教授、石川県立大学名誉教授、農学博士、理学博士。専門は森林科学

巌佐庸[イワサヨウ]
1980年京都大学大学院理学研究科博士課程修了。現在、関西学院大学理工学部教授、理学博士。専門は数理生物学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



出版社内容情報

 巨大な樹木は比較的単純な部品の積み重ねによって出来上がっている。その最小単位は地上ではシュートと呼ばれ,葉とそれを支える軸,そして次に軸となるべく待機している芽とから成り立つ。巨大な樹木は多数のシュートの積み重なったものであり,シュートの1本や2本が無くなってもびくともしない。葉や枝はまさに「枝葉末節」である。しかしこの枝葉は,巨大樹木のミニチュアでもあり,この部分に着目すれば,巨大な樹木の全容をある程度推測できる。
 本書は,葉寿命研究の世界的な第一人者が,シュートの観察に始まり葉寿命の問題へと取り組み,それを常緑性・落葉性などさまざまな応用問題へ発展させていく様子がノンフィクション風に書かれている。

1 広葉樹二次林
1.1 ケヤマハンノキ
1.2 春葉と夏葉

2 葉の寿命
2.1 葉の寿命は何によって決まるのか
2.2 シャボットとヒックスの式
2.3 見えてきた課題

3 葉寿命のモデル
3.1 モデルを作る

4 検証と批判
4.1 エゾユズリハ
4.2 冠水と葉寿命
4.3 数多くの種を使った傍証
4.4 様々な批判

5 常緑性と落葉性
5.1 常緑性・落葉性への適用
5.2 好適期間の長さと葉寿命
5.3 グローバルな傾向
5.4 外国人研究員
5.5 モデルの拡張

6 葉を見て枝を見ず
6.1 開葉様式と葉寿命
6.2 枝の角度と樹形
6.3 樹木の採餌戦略

7 オオバヤシャブシ
7.1 林園での研究
7.2 順次開葉と一斉開葉
7.3 まっすぐ伸びるシュート
7.4 樹冠の空洞化
7.5 短枝葉と長枝葉

8 陸域生態系
8.1 東アジアにおける種数分布
8.2 葉寿命と群落光合成
8.3 平均労働時間
8.4 客員教授
8.5 機能的葉寿命
8.6 冬の光合成
8.7 生産量の推定式
8.8 森林の生産量
8.9 葉群エルゴード仮説
8.10 理想状態
8.11 スケーリングと葉寿命

引用文献

葉は,いつ開き,いつ落とすべきか樹木の経済学(コーディネーター 巌佐 庸)

索引

菊沢 喜八郎[キクザワ キハチロウ]
著・文・その他

巌佐 庸[イワサ ヨウ]
解説




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