内容説明
私たちが存在するこの宇宙は、いったいどのようにはじまったのでしょうか?天文学や物理学のめざましい進展により、今やこの深遠なる問いに科学の力でせまる時代になっています。宇宙は、およそ138億年前に極微の姿で誕生し、すさまじい急膨張ののちに、高温・高密度のビッグバン宇宙になったと考えられています。急膨張以前の極微の宇宙は謎に包まれており、“無のゆらぎ”から生まれた、高次元に浮かぶ“膜”どうしの衝突で誕生したなど、おどろくべき仮説もあります。“ビッグバンの残光”の話からスタートし、時代をさかのぼりながら、最新科学がえがく宇宙のはじまりにせまっていきましょう。
目次
1 宇宙のはじまりをさぐる
2 地球へ届く「原始の光」―誕生から38万年後
3 灼熱の宇宙「ビッグバン」―誕生から10−27〜1秒後
4 宇宙の急膨張「インフレーション」―誕生から10−36〜10−34秒後
5 宇宙誕生―誕生のその瞬間
6 新理論で宇宙のはじまりを解き明かす
出版社内容情報
2022年3月刊行の「14歳からのニュートン超絵解本」は,『宇宙のはじまり』です。
私たちが存在するこの宇宙は,いったいどのようにはじまったのでしょうか? 宇宙は,およそ138億年前に極微の姿で誕生し,すさまじい急膨張ののちに,高温・高密度のビッグバン宇宙になったと考えられています。しかし,そもそも宇宙がどのように誕生したのかについては,今も謎のベールに包まれています。宇宙の誕生にせまる宇宙論の歩みを追い,時代をさかのぼりながら,最新科学がえがく宇宙のはじまりにせまっていきましょう。