内容説明
日本最大の鉄道会社であるJR東日本が岐路に立っている。鉄道事業はコロナ禍前の利益が望めず、銀行や不動産といった非鉄道事業への軸足の移動を急いでいるのだ。「鉄道への集中」からの脱却は、私たちの生活をどう変えていくのか?変革の深層に迫る!
目次
序章 JR東日本が直面している危機
1章 鉄道受難の時代を生き延びる「次の一手」
2章 数字と歴史で読み解く鉄道事業
3章 数字と歴史で読み解く関連事業
4章 Suicaの進化がもたらす新たな生活スタイル
5章 「都市を快適」に、「地方を豊か」に
6章 JR東日本が挑む未来戦略
著者等紹介
枝久保達也[エダクボタツヤ]
1982年、埼玉県生まれ。東京地下鉄(東京メトロ)で広報、マーケティング・リサーチ業務などを担当し、2017年に退職。現在は鉄道ジャーナリストとして執筆活動とメディア対応を行なうかたわら、都市交通史研究家として首都圏を中心とした鉄道史を研究する。著書『戦時下の地下鉄 新橋駅幻のホームと帝都高速度交通営団』で第47回交通図書賞歴史部門受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)