内容説明
ロシアおよびウクライナと正教会は、どう関わってきたのか。それを知らずしてロシアによるウクライナ侵攻は理解できない。要人と交流し、現地の実情を知る著者が、複雑な問題の根源を説く!
目次
序章 ロシアとウクライナの歴史に深く関わる正教会
1章 キリスト教三大教派の一つ「正教会」とは何か
2章 キーウ・ルーシ公国と正教会の長い歴史 9世紀〜19世紀
3章 正教会、共産党政権下で弾圧される 1917〜1990
4章 ソ連崩壊とウクライナ正教会の独立問題 1991〜2013
5章 ロシアによるクリミア併合とプーチンの失敗 2014〜2018
6章 2022年のウクライナ侵攻の真実 2019〜
終章 モスクワを正教会の中心地にしたいのなら
著者等紹介
角茂樹[スミシゲキ]
1953年生まれ。77年、一橋大学商学部卒業、外務省入省。80年、オックスフォード大学卒業。国連大使、バーレーン大使などを経て2014〜19年まで駐ウクライナ特命全権大使。現在、玉川大学客員教授、川村学園女子大学特任教授、岩手大学客員教授、上智大学院客員講師を兼任する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
角 茂樹[スミ シゲキ]
著・文・その他