内容説明
コメディが、時代劇だ、ミュージカルも…!子どもの頃から、あらゆる映画を見続けた井上ひさし。その映画履歴を克明に追い、映画がいかに作家の血肉となったかを初めて跡づけた、著者渾身の遺著。
目次
第1章 映画監督になりたかった!
第2章 山形・小松のシティボーイ遁走す
第3章 仙台第一高等学校時代のマドンナと恩師
第4章 大根女優キム・ノヴァックに惚れたあまり
第5章 わが師はブロードウェイ・ミュージカル
第6章 映画館の暗闇から井上ひさしは生まれた
第7章 特異な映画の見方こそ
第8章 『天井桟敷の人々』に魅せられた理由とフィルム修復
第9章 エリザベス・テイラーは別格
第10章 渥美清と「寅さん」と
第11章 恩送り
著者等紹介
植田紗加栄[ウエダサカエ]
東京都生まれ。編集者、ライター。慶應義塾大学文学部国文科卒。『エスクァイア日本版』などで編集、執筆に従事。2018年、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)