内容説明
“使える”公園―ユニバーサルデザインから公園経営へ。
目次
1章 今の公園とこれからの公園
2章 福祉政策からユニバーサルデザイン社会の誕生へ
3章 法制度が定めるユニバーサルデザイン
4章 グッドプラクティス
5章 公園別グッドプラクティスのすすめ方
6章 植物を使いこなす
7章 公園管理から公園経営の時代に向けて
出版社内容情報
ユニバーサルデザインの究極の形である誰にとっても使い勝手の良い公園をつくるために、公園の7つの共通施設の整備改修の仕方や5つの代表的な公園の管理運営の手法まで具体的に解説する。高齢化が進む今、人々の切実な要求ともなり、また2020東京オリンピックパラリンピックも控え、都市のユニバーサル化は急ピッチに進み、リニューアルの時期を迎えた各地の都市公園でもユニバーサル化が求められている。法制化に基づくハード整備だけの公園から脱却して、あらゆる来園者が楽しめる公園づくりをめざす担当者にぜひとも手に取ってもらいたい。
1章 今の公園とこれからの公園
1.公園は量から質の時代へ
2.公園の魅力はどこにあるのか?
2章 福祉政策からユニバーサルデザイン社会の誕生へ
1.歴史からみた障害者への対応
2.高齢社会の到来とバリアフリーへの対応
3.「情けは人のためならず」あなたもいつか高齢者
4.クオリティオブライフの充実に欠かせない公園の役割
3章 法制度が定めるユニバーサルデザイン
1.バリアフリー法と移動等円滑化について
2.都市公園の移動等円滑化整備ガイドライン(改訂版)の解説
3.常に原点から取り組む姿勢を
4章 グッドプラクティス
1.公園のグッドプラクティスとは?
整備・改修時に検討すべき4つの視点 「魅力」「アクセス」「生理現象への対応」「情報」/4つの視点からみるスケール別の公園整備・改修
2.公園をめぐる対立
バリアフリーデザインにおける基本事項と対立点
3.施設整備と管理運営
4.7つの共通施設をグッドプラクティスに
駐車場/出入口/園路・階段・スロープ/トイレ/情報提供/休憩所/照明
5章 公園別グッドプラクティスのすすめ方
1.市街地の小さな公園
2.市街地の大きな公園
3.自然地の公園
4.歴史的施設がある公園
5.スポーツのための公園
6章 植物を使いこなす
1.植物による景観形成
2.植え方や色とのコントラスト
3.グッドプラクティスの植栽計画
7章 公園管理から公園経営の時代に向けて
1.指定管理者制度と市民参加
2.公園運営から公園経営へ
3.利用者・管理者の「私」もマネージメントサポーター
公園のユニバーサルデザイン研究チーム[コウエンノユニバーサルデザインケンキュウチーム]
著・文・その他