内容説明
『都市の遊び場』につづき、世界中で多様な展開を見せた冒険遊び場を紹介。そこには生産性第一主義の嵐の中でためらわれがちな子供の世界を、どうしたら自由で創造的な本来の姿に保つことができるか―という大問題と積極的に取り組み、具体的な活動をしている人々の姿がある。
目次
エンドラップ
イギリスの冒険遊び場
スイス義援金
西ドイツ
デンマークとスウェーデン
運動公園の構成要素としての冒険遊び場
屋内施設
アメリカ合衆国
日本
おとなのための冒険遊び場
著者等紹介
ベンソン,アービッド[ベンソン,アービッド] [Bengtsson,Arvid]
スウェーデンの造園家、IPA(子どもの遊ぶ権利のための国際協会)元会長(1916〜1993)。イエーテボリ市公園課長として、20年の在任期間にイエーテボリ市に40箇所のプレイパークを建設するなど活躍。IPA設立に参画し、会長在任時に遊びの重要性を世界にアピールする「マルタ宣言」を行った
大村虔一[オオムラケンイチ]
都市設計家(1938〜2014)。大村虔一+都市デザインワークス、NPO法人日本冒険遊び場づくり協会代表、宮城県教育委員会委員長などを務める。東北大学大学院教授、宮城大学副学長などを歴任。都市設計家の仕事として「東京オペラシティ」などがある
大村璋子[オオムラショウコ]
遊びの環境デザイナーであり、IPA(子どもの遊ぶ権利のための国際協会)初代日本支部長(1940〜2008)。夫とともに地域住民による手づくりの冒険遊びの場運営をスタートし、全国の遊び場づくり運動のきっかけをつくった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)