内容説明
アイヌの人々が残した壮大な神謡「ユーカラ」から、フクロウ神とウサギの話しを紹介。
目次
第1話 銀の雫をあたりに散らし―シマフクロウの神がみずからうたった謡(シマフクロウの神の私が人間世界を見る;私を見つけた子供たちが競って矢を射る;一人の貧しい子が私を狙う ほか)
第2話 サンパヤテレケ(横っ跳び)―ウサギがみずからうたった謡(ウサギである僕は兄と山へ行った;僕は怪我をした兄さんを助けるため村へ引き返す;僕はなんと兄さんの用事を忘れてしまった ほか)
第3話 コンクワ(フクロウの鳴き声)―シマフクロウの神がみずからうたった謡(老シマフクロウの私は使者を捜す;カラスの若者は失格する;山カケスも失格する ほか)
著者等紹介
篠原昌彦[シノハラマサヒコ]
1952年生。駒沢大学大学院修士課程人文科学研究科修了。現在、苫小牧駒沢大学国際文化学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)