内容説明
西行や芭蕉も、その足跡を追いかけた旅の歌人。歌に魅了された「数寄」の先達。
目次
馬(別るれど安積の沼の(安積沼の駒)
かくしつゝ暮れぬる秋と(馬との別れ))
交友(今更に思ひぞ出づる(藤原保昌)
いづくとも定めぬものは(藤原兼房) ほか)
旅と山里(昔こそ何ともなしに(伏見里)
神無月寝覚めに聞けば(落葉の音) ほか)
奥州の旅(東路はいづかたとかは(東路)
都をば霞とともに(白河関) ほか)
歌合ほか(時鳥き鳴かぬ宵の(時鳥の声)
世の中を思ひ捨ててし(思ひ捨てし身) ほか)
著者等紹介
高重久美[タカシゲクミ]
1943年愛媛県生。お茶の水女子大学卒業・大阪市立大学大学院修了、博士(文学)。現在、大阪市立大学文学研究科都市文化研究センター研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)