内容説明
その代表作を厳選して紹介。各歌には現代語訳をつける。振り仮名つきで読みやすい丁寧な解説つき。歌人略伝・略年譜を付し、生い立ち・歴史的背景がわかるようにした。より深く知るための読書案内付き。解説で、特色と、文学史的位置づけを行う。巻末に作家・評論家・研究者による名エッセイを収録。
目次
ほととぎす嵯峨へは一里
山畑にしら雲ほどの
五月雨に築土くづれし
紀の海をひがしへわしる
伊予の秋石手の寺の
悔いますなおさへし袖に
夜の帳にささめき尽きし
師と呼ぶをゆるし給へな
ふたたびは寝釈迦に似たる
取り出でて死なぬ文字をば〔ほか〕
著者等紹介
入江春行[イリエハルユキ]
1927年東京都生。法政大学文学部日本文学科卒業。大谷女子大学教授等を歴任。現在、日本文芸学会常任理事等(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)