内容説明
その代表作を厳選して紹介。各歌には現代語訳をつける。振り仮名つきで読みやすい丁寧な解説つき。歌人略伝・略年譜を付し、生い立ち・歴史的背景がわかるようにした。より深く知るための読書案内付き。解説で、特色と、文学史的位置づけを行う。巻末に作家・評論家・研究者による名エッセイを収録。
目次
昔よりいく情けをか
薄霧のはるる朝けの
おのづから氷り残れる
なほ冴ゆる嵐は雪を
峰の霞麓の草の
木々の心花近からし
山もとの鳥の声声
入相の声する山の
うすみどりまじる棟の
風にきき雲にながむる〔ほか〕
著者等紹介
小林守[コバヤシマモル]
1943年東京都生。明治大学大学院修士課程修了。元明治大学文学部非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
うたの森に、ようこそ。
柿本人麻呂から寺山修司、塚本邦雄まで、日本の代表的歌人の秀歌そのものを、堪能できるように編んだ、初めてのアンソロジー、全六〇冊。「コレクション日本歌人選」の第2期第1回配本、永福門院です。