内容説明
発明でもなく、模倣でもない。「どこから、何を持ってくるか」で勝敗が決まる。GAFAM/エヌビディア/Uber/アクセンチュア/ZOZO/ラクス/LVMH―共通する革新のカギ。
目次
第1部 イノベーションにおける「ゼロイチ」信仰の罠(テクノロジーとマーケットの「創造の罠」;「仕入れ」の視点で、事業を捉えなおす;価値移転を、事業に埋め込む)
第2部 巨大事業に隠れた6つの型(高給取りを追わず、埋もれた人材を囲う―スキル・労働力の価値移転;新しくつなげずに、今ある人間関係を動かす―ネットワークの価値移転;一等地に陣取り、流れ込む人をさばく―ユーザートラフィックの価値移転;新しくつくらず、眠るモノを動かす―遊休資産の価値移転;創作に固執せず、ありもの知財で新たな価値を生む―知財の価値移転)
第3部 価値移転の「ジレンマ」と「フロンティア」(「限界」と「原罪」を理解する;次のイノベーションはどこから生まれるのか;エッセンスを振り返る)
著者等紹介
野本遼平[ノモトリョウヘイ]
グロービス・キャピタル・パートナーズ。慶應義塾大学法学部法律学科卒業、東京大学大学院法学政治学研究科修了、2012年司法試験合格。都内法律事務所等を経て、2015年よりKDDIグループのSupershipホールディングスにて経営戦略策定や企業買収に従事。2019年よりグロービス・キャピタル・パートナーズにてスタートアップ投資に従事するほか、投資先企業の社外取締役を務める。経済産業省及び特許庁「オープンイノベーションを促進するための技術分野別契約ガイドラインに関する調査研究」委員会、東京大学大学院工学系研究科非常勤溝師など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
■楠木建氏 推薦
「日の下に新しきものなし――「価値移転」のコンセプトは戦略構想の革新を鋭くとらえている」
発明でもなければ、単なる模倣でもない、1→10とも異なる。
優れたビジネスに隠された仕組みを、ベンチャーキャピタルの最前線で活躍する著者が体系化。ビジネスパーソンの日頃の実践に役立てる!
◆資本主義的な成功に隠れた、極めてシンプルかつ冷徹な原理
イノベーションは、社会課題を解決したいという志、斬新な発想力や技術力、強力なリーダーシップといった「創造」の賜だと信じられているが、価値創造や社会課題に向き合うビジネスほど成功しにくい。
一方で、GAFAM、エヌビディア、Uber、アクセンチュア、LVMHといった躍進を遂げる巨大事業を分析すると、そこには共通して「価値移転」という仕組みが埋め込まれている。実際、タイミーはスキマ時間、フェイスブックはソーシャルグラフ、マイクロソフトはライセンス、エヌビディアは研究の成果を巧妙に移転している。
◆「どこから、何をもってくるか」見極めることで勝敗が決まる
価値移転とは発明、模倣、スケーリングといった単純なフレームではない。あるエコシステムで低く評価されているリソースを、別の高く評価されるエコシステムに移すことで、利潤を創出し続ける仕組みのことだ。移転の対象は、物理的なリソースに限られず、労働力、ネットワーク、データ、知財なども含まれている。価値移転の基本的な考え方、多様な事例を通じた分析、活用方法を本書で紹介する。
◆ベンチャーキャピタルの最前線から見えてきた実践知
有名なビジネスの成功要因を把握したい、いままでのアプローチでは解決できない課題にいかに対処すべきか、新たな事業をつくるためには何をすべきか。こうした疑問や困りごとに答えるのが本書だ。ベンチャーキャピタリストとして事業創造の最前線で活躍してきた著者が、ビジネスパーソンの日頃の実践に役立つ知識を提供する。
【目次】
第1部 イノベーションにおける「ゼロイチ」信仰の罠
第1章 テクノロジーとマーケットの「創造の罠」
第2章 「仕入れ」の視点で、事業を捉えなおす
第3章 価値移転を、事業に埋め込む
第2部 巨大事業に隠れた6つの型
第4章 高給取りを追わず、埋もれた人材を囲う
第5章 新しくつなげずに、今ある人間関係を動かす
第6章 一等地に陣取り、流れ込む人をさばく
第7章 新しくつくらず、眠るモノを動かす
第8章 創作に固執せず、ありもの知財で新たな価値を生む
第9章 データは買わずに、集めるもの
第3部 価値移転の「ジレンマ」と「フロンティア」
第10章 「限界」と「原罪」を理解する
第11章 次のイノベーションはどこから生まれるのか
第12章 エッセンスを振り返る