パウエルFRB迷走の代償

著者:高見 浩輔【著】
出版社:日経BP

商品説明

内容説明

FRBの判断が遅れた理由とは―日本への教訓。公的な組織のトップは、現代においては説明責任を果たすことが一段と重視される。パウエルはそうした、カリスマなき時代の申し子である。本書では、多方面に配慮しようとするパウエルの人柄から、政治的・社会的な影響要因、豊富なインタビューからみえる舞台裏までを、現地記者の視点から解説する。



目次

序章 不安
第1章 誤算
第2章 混乱
第3章 巻き返し
第4章 牽制
第5章 危機
第6章 日本への示唆
インタビュー



著者等紹介

高見浩輔[タカミコウスケ]
日本経済新聞ワシントン支局首席特派員。1980年生まれ。03年日本経済新聞社入社。編集局社会部、名古屋編集部、日本経済研究センター、商品部を経て経済部。日銀、金融機関、財務省担当のキャップを担当し、22年から現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



出版社内容情報

シリコンバレーバンクの経営破綻を象徴とする金融市場の混乱。その鍵をにぎるFRBの金融政策はどのように決まり、どのように市場に影響を及ぼしたか。歴史的な転換点にあるFRBの政策決定の舞台裏を、現地記者ならではの生の声を通してドラマチックにえがく。

40年ぶりの高インフレに苦闘したFRB。当初の「インフレは一時的」との読みは外れ、大インフレは長期間にわたり続いている。一転して行われた急激な利上げは、銀行の破綻という副作用を伴った。

政策金利の影響が経済にあらわれるまでには時間がかかる。FRBの利上げの判断がこれほど後手に回ったのはなぜなのか。著者はその本質的な答えを、FRB議長パウエルのリーダーとしての資質にみた。

 公的な組織のトップは、現代においては説明責任を果たすことが一段と重視される。パウエルはそうした、カリスマなき時代の申し子と言える。本書では、多方面に配慮しようとするパウエルの人柄から、政治的・社会的な影響要因、豊富なインタビューからみえる舞台裏までを、現地記者の視点から解説する。




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