ESG格差―沈む日本とグローバル荘園の繁栄

著者:松岡 真宏/山手 剛人/首藤 繭子【著】
出版社:日経BP

商品説明

内容説明

混沌とする世界のサステナビリティ動向を俯瞰して見えてきた、残念な日本企業の姿―。



目次

第1章 ESGは誰のためにあるのか(「良いデフレ」の終焉とグリーンフレーション;インデックスファンドが支配する世界;ESGで社会貢献に目覚めた機関投資家)
第2章 ESG格差―分断される国家・企業・個人(Eが国家間の分断を生む;Gが企業間の分断を生む;Sが個人間の分断を生む)
第3章 台頭する「21世紀の荘園」と沈む日本の大企業(グローバル大企業は21世紀の荘園;自己成長機会を提供するスタートアップ;地盤沈下した日本の大企業)
第4章 ESGはどこに向かうのか(忘却と視野狭窄―ESG推進を阻害するもの;禁酒法とESG)
第5章 日本はESGを戦略的に活用できるか(ESGを戦略的に利用できる国家・企業;プロトコルとしてのESG)



著者等紹介

松岡真宏[マツオカマサヒロ]
フロンティア・マネジメント代表取締役。東京大学経済学部卒業。外資系証券などで証券アナリストとして活動。2003年産業再生機構に入社し、カネボウとダイエーの再生計画を担当。2007年にフロンティア・マネジメントを大西正一郎氏と共同設立し、代表取締役に就任。同社は東証プライム上場の独立系経営コンサルティング・M&Aアドバイザリー会社へと成長した

山手剛人[ヤマテタケト]
フロンティア・マネジメントマネージング・ディレクター企業価値戦略部長。東京大学経済学部卒業。UBS証券で小売セクター担当のアナリストとして活動し、2010年クレディ・スイス証券に移り、小売セクター担当アナリスト兼消費産業調査グループリーダー。2017年にフロンティア・マネジメントに入社し、2022年より現職

首藤繭子[シュトウマユコ]
フロンティア・マネジメントマネージング・ディレクター。慶應義塾大学法学部政治学科およびスタンフォード大学ビジネススクール(MBA)卒業。2001年UBS証券に入社し、株式調査部に配属。ブーズ・アレン・ハミルトン(現PwC Strategy&)米国本社および日本支社、日産自動車グローバル本社・香港支社で勤務後、ガラパゴスの執行役員を経て、2021年フロンティア・マネジメント入社(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



出版社内容情報

お飾りのSDGsでは勝てない。混沌とする世界のサステナビリティ動向を俯瞰して見えてきた、残念な日本企業の姿――。

脱炭素(E)の追求は、エネルギー危機で迷走!ESGの焦点は、日本企業が苦手なSとGへ。

〔地球・社会によいモノ・コトを享受できる人・企業・国〕vs〔享受できない人・企業・国〕の対立が激化!

形ばかりのSDGs推進からグローバルな企業価値判断の指針であるESGに視野を広げ、ダイバーシティに配慮できるかどうかが、日本企業の今後の命運を分ける!ガバナンス改革に取り組む気鋭の経営コンサルタントが、国家や産業・企業、個人のESGへの対応能力の差を「ESG格差」と名付け、出遅れた日本企業に警鐘を鳴らす。ESGの本質が深く理解でき、2020年代を生き抜く指針となる啓蒙書。




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